ヤマハ バイクレンタルで話題の新機構を体感せよ!
2024年11月21日 近畿
2024年6月、ヤマハが発表した二輪車の発進・変速操作等を高度な制御で自動化する新たな機構 「Y-AMT」。
それを最初に搭載したモデル「MT-09 Y-AMT」がヤマハ バイクレンタル大阪箕面で借りられるというので、さっそく予約しヤマハの最新技術を試してみることにした。
私の愛車MT-09SPと一見同じだが、いざ実物を見るといつもと違うフォルムに戸惑う。
事前に情報をチェックしていたとはいえ、本当にクラッチレバー、シフトレバーが無く操作が少し不安。
しかし、出発前にはスタッフが丁寧に車両説明を行ってくれたので基本操作はバッチリ!
気になる点があればこのタイミングでスタッフに聞いておくのがいいだろう。
不安も解消したところでさっそく出発。スイッチボックスについているシフトレバーを人差し指で引いて1速へ。
ハンドルを握ったら自然な位置にシフトレバーがあり違和感なく操作できる。
慎重にアクセルを捻って、ツーリングスタート!さあ、今日1日”MT-09 Y-AMT"を堪能しよう。
まずはMTモードで走り出す。聴きなれたCP3のサウンドを楽しみながら、人差し指でシフト操作をおこなう。感覚的にはクイックシフターと似ているが、手元での操作というのがまるでゲームのコントローラーで操作しているようだ。
驚いたのは停止時。ATモードはもちろんのこと、MTモードでも、停止すると自動でギアを1速まで下げてくれる。減速時に意図せずシフトダウンして急にエンジンブレーキがかかるといった違和感を覚えることは無い。
停止時のギアは1速のままだ。そのままアクセルを捻れば発進できる。
この“停止/発進の快適さ”こそがY-AMTの最大の魅力に感じる。
高速道路に入る手前でATモードへ。右手奥のスイッチで簡単に変えることができる。走り出す瞬間はMTモードと変わらないが、速度を上げていくと自動でシフトアップする。同じATでもスクーターとは異なり、変速時に心地よい入力感があり、スポーツバイクに乗っている感覚は失われない。
本線への合流が不安という人も多いと思うが、ATモードなら自動でシフトアップしてくれるので、より周囲へ気を配れる。しっかりと安全確認しながら本線へ合流し、目的地である奈良県の柳生の里へ。
走行中はアコースティック・アンプリファイア・グリル(AAG)から聞こえてくる吸気音を全身で感じつつ、トンネルに入り暗くなると自動で色が変わるメーターに感心しながらも高速道路を進んでいく。888ccのCP3エンジンなら余裕だ。
料金所で減速した際も、ATモードなら速度に合わせて自動でシフトダウンしてくれる。
ツーリングはまだまだ序盤。体力を温存しておきたいのでとてもありがたい。
奈良ならではの名所でたまに立ち止まりながら・・・
名物のシカを横目に見ながら県庁前を曲がって、いよいよ柳生の里に向けたワインディングへ。
MTモードへ切り替えて準備はOK。
ワインディングでの高頻度なシフトチェンジが手元のレバーでできるため、いつもより姿勢や体重移動に気を配れる。コーナーリング時の加重、目線、肩の力………
Y-AMTが謳う、走りへの集中で“人機共鳴”を体感できるというのがよくわかる。
木陰の少しひんやりとした空気で秋を感じながら走っていると、いたるところで金木犀の香りがヘルメットを突き抜けてくる。「この季節を全身で感じられるのがバイクの良さなんだよな」と心の中で感じる。
しばらくワインディングを楽しむと柳生の里へ到着。柳生の里は剣豪として有名な柳生十兵衛など、柳生新陰流を継いできた柳生一族が暮らしていた場所であり、現在は柳生家の屋敷や陣屋跡が残っている。
柳生家がひっそりと暮らしていた場所なだけあって山の中の静かな場所なのだが、どこか厳かで張り詰めた雰囲気を感じる。かつての剣豪が放った氣のようなものがまだ残っているのだろうか。
知らずと時間は経過しており、ふと気が付けばかなりお腹が空いた。
昼食は柳生の里から20分ほど走った「手打そば処橘」さんへ。
ご夫婦が営業されている落ち着いた雰囲気の人気店。
おすすめの「天ざるそば」と、気になった「蕎麦豆腐」を注文。
普段は並盛で満足だが、今日はいつもより食べられそうなので大盛りで。
待ち時間もテーブルにある蕎麦のうんちくや食べ方を見て楽しむことができた。
まずは蕎麦豆腐が到着。
少し硬めの蕎麦豆腐とふわふわのとろろ、山葵の香りを醤油でしめて食べる。
こういう蕎麦の楽しみ方もあるのか、と新しい発見だ。
しばらくすると本命の天ざる蕎麦が登場。大盛にしたせいか、てんぷらがお盆に入りきらず。
本格的な手打ちそばの味を楽しみながら、てんぷらは塩でいただく。
ツーリングと蕎麦、なかなかいい組み合わせだ。
満腹になったところでツーリング再開。
暖かい陽気と満腹感とバイクの楽しさで最高の休日だ。
とにかく走って
走って
走って
走る。ただでさえ軽くて扱いやすく疲れづらいMT-09。
Y-AMTのおかげでさらに疲れ知らずで走り続けられる。
夢中になって走っていると、気が付けばあたりは薄暗くなってきている。
ずいぶん日が落ちるのが早くなった。家へ進路を向けて帰ろう。
奈良から大阪の市街地へ入ると道が混んでくる。そんな時はATモードの出番。
夕方の市街地での渋滞、それはある意味ツーリング最大の難所。しかしY-AMTなら発進・停止を繰り返すたびにクラッチを握ったり、半クラッチをしたりする必要がない上に、少し流れた時には自動でシフトアップしてくれる。疲れた夕方の渋滞時にこそ、Y-AMTの恩恵を最大限に感じることができるかもしれない。
大阪市内に戻るころにはあたりは真っ暗。
夜の橋は“Dark Side of Japan”の雰囲気に合うな、なんて思いながら、最後まで気を抜かず安全運転で。
今回は話題の新機能を搭載した“MT-09 Y-AMT”での、いつもと一味違ったツーリングをお届けしました。
皆様もぜひお近くの「ヤマハ バイクレンタル」で新機能を体感してみてください!
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