夏の長期休み、旅行先でバイクレンタルを活用しませんか?
2024年07月29日 中国・四国
こんにちは。ヤマハ バイクレンタルの中居です。
2024年6月1日からYSP愛媛さんが「ヤマハ バイクレンタル」に加わったので、早速、行ってきました!
愛媛のツーリングスポットと言えば、日本三大カルストのうちの一つ、四国カルスト! まるでスイスのような雄大な草原の中、草をはみはみしている牛がいて・・・と気分は大盛り上がりだったのですが・・・。
「今日、四国カルストに行っても、何も見えないですよ、きっと。真っ白いだけ。しかも一昨日、大雨だったので、途中の山道もだいぶ荒れているのではないでしょうか」とYSP愛媛のスタッフ・一色さん。ええええ!お邪魔したのは、ちょうど梅雨まっただ中。
梅雨前線の動きを見るに、山より海の方がまだマシそうと、一色さんのオススメもあって、急きょ行き先をしまなみ海道に変更。
ヘルメットに加えて、レインウエアもレンタルして行くことにしました。
そして、一色さんとっておきのツーリングスポットをしっかり教えていただき、いざ、出発!
【YSP愛媛からサンライズ糸山へ】
YSP愛媛さんを出て、まず北上、瀬戸内方面を目指します。
松山市内の西側を通る松山環状線、国道196号を進み、道の駅 風早の郷(かざはやのさと)·風和里(ふわり)へ。
YSP愛媛さんから25kmほどでしたが、道が少し混んでいて50分ほどかかってしまいました。
道の駅の先から、海沿いに出ます。
梅雨空ではありますが、海岸線を走るのはやっぱり気持ちがいいですね。
国道196号と並行してJR予讃線が走っています。ツーリング途中で電車に遭遇するとなんだか嬉しくなるのはどうしてでしょう。途中、愛媛県道15号大西波止浜港線の方に折れて進むと
お!橋が見えてきました。
来島(くるしま)海峡大橋に違いありません!
来島海峡大橋のたもとにあるのが「サンライズ糸山」。自転車でしまなみ海道を走る時の今治サイドの出発地点。宿泊施設も備えています。
サンライズ糸山
愛媛県今治市砂場町2丁目8番1号
https://www.sunrise-itoyama.jp/
しまなみ海道で最大規模と言われる来島海峡大橋をゆっくり眺めながら、一休みしたいところでしたが、予定より遅れていたので先を急ぎます。
ここに立ち寄ったのは、「『しまなみ海道原付チケット』があると小銭を用意する必要がなくて便利ですよ」とYSP愛媛・一色さんが教えてくださったから!
50円券が10枚セットで500円。
【サンライズ糸山から大島・亀老山展望公園へ】
いよいよ、しまなみ海道です!んんんん〜ん♫
「原付」と「自転車・歩行者」で走行レーンが分かれています。
梅雨空なのが残念ですが、わくわく感全開です。XSR125のエンジン音も嬉しそう!?
穏やかな瀬戸内の海!
道幅が狭いので周囲の状況をよく見た上で、他の通行の妨げにならない範囲であれば、バイクを止めて、景色を眺めてもOKだそうです。
普段は左側走行ですが、進行方向右側を進むので、少し不思議な感じ・・・。
ちなみに対面走行になるので、すれ違うときにはゆっくりと。
どこまでも広がる瀬戸内海の景色に感激していたら、3本の吊り橋からなる約4kmの来島海峡大橋があっという間に終わっていました。
実は途中にある馬島には、「バイクごとエレベータに乗って上陸できるから、立ち寄ってはどうですか?」とYSP愛媛・一色さんにオススメされていたのに、うっかりしておりました・・・。よし、帰りに行くぞ。
大島に上陸です。
目指すは、亀老山展望公園。しまなみ海道・大島南料金所を出るとすぐに標識がありました。
自転車でこの坂道は、結構シンドそう。
「XSR125」は力強く、ずんずん上っていきます。アクセル空けた手応えと排気音の盛り上がりがダイレクトにリンクし、ゆる〜い登坂路がめちゃくちゃ楽しいです。
すると突然、視界が開け海が見えてきました!
道路脇に設けられた展望デッキ。
自転車で上っていたのなら、これ以上漕がず、ここでもう十分!という気持ちになるくらい、良い眺めです。
亀老山展望公園に到着。
展望台からの眺めがこちら。渡ってきたばかりの来島海峡大橋がきれいに見えます。
本当にとおーーくまで見渡せ、時折船が行き交い、ずっと眺めていられる景色です。天気が良いと西日本最高峰と言われる石鎚山までも見えるそうですよ。
道すがらの標識に登場していた「藻塩アイス(玉藻ジェラート)」を売店でいただきます。
アイスにかけているのが、この玉藻塩。瀬戸内海の海水を玉藻(別名:ほんだわら)にかけて乾かし、を繰り返してつくるそうです。ヨウ素たっぷり。
コクのあるミルク味にほんのり塩っ気が合わさって、たくさん汗をかいて坂を上ってきたサイクリストの方には最適。
アイスコーヒーに浸して食べるのがオススメとお店の方に言われてやってみました。確かにさっぱりいただけますね。
【大島・亀老山展望公園から大三島へ】
瀬戸内海の穏やかでやさしい海の表情に見とれ、亀老山展望台でのんびりしすぎました。
伯方(はかた)・大島大橋を渡り
伯方島を抜けて
大三島(おおみしま)橋を渡ります。
伯方島―大三島の通行料金は50円。YSP愛媛・一色さんのアドバイス通り、原付チケットを買っておいてよかった!小銭があるかどうか心配する必要がなくて、便利です。
原付・自転車・歩行者の出入口は道が狭く、場所によって濡れた落ち葉が堆積し鬱蒼としていたりするので、注意が必要です。
橋によっては混走ですしね。
大三島に渡った後は、島を一周する大三島環状線・愛媛県道51号を時計回りに進みます。
車両の往来が少なく、景色を楽しみながらゆったり走れるのがいいですね。
S字がいくつか連なり海に向かって緩やかに下るこの坂道もYSP愛媛・一色さんに教わったスポット。“ヒャッホー坂”って言うそうです。え?と聞き返してしまったほど、マンガっぽい名称です。確かに歓声上げながら駆け下りて行きたくなる気持ち、分かります。
そのまま県道51号を進みYSP愛媛・一色さんに「新鮮な海鮮を食べるなら・・・」とオススメいただいたファミリーレストラン よし川さんへ。な、なんと!遅めのゴールデンウイークでお休みでしたorz。
仕方なく、突き当たりの「みやうら海の駅」でUターン・・・。
桟橋が神社風で、思い出しました!
「パワースポットなのでぜひ行ってみて」とYSP愛媛・一色さんに教えていただいた「大山祇(おおやまづみ)神社」です。
「乎知命(おちのみこと)手植の楠」と呼ばれるご神木があるなど、境内の空気は純度がちょっと違う気がしました。
大山祇神社
愛媛県今治市大三島町宮浦3327
https://oomishimagu.jp/
YSP愛媛・一色さんには、大山祇神社の近くにある「道の駅 しまなみの駅 御島(みしま)」や樹齢約3000年の楠「生樹の御門(いききのごもん)」に立ち寄ったり、“伯方の塩”で有名な伯方塩業の大三島工場を見学しては?と言われていたのですが
もう一つ先の島を目指し、大三島を横断する愛媛県道21号をずんずん行きます。
生口島(いくちじま)に渡る多々羅大橋(たたらおおはし)が見えてきました。
【大三島から生口島、そしてとんぼ返りで道後温泉へ】
瀬戸内海はおだやかなのに表情豊かで美しいんです。だからこそ、これが晴れていて青い空に青い海だったら・・・と思わずにはいられませんでした。
多々羅大橋を渡ります。
標識を見て気づきましたが、生口島は広島県なんですね。
生口島で目指すは、未来心の丘(みらいしんのおか)。「白い大理石の庭園が見事」(YSP愛媛・一色さん)と聞いて目的地にしていたのですが、すでにこの時点で営業時間の17:00を回っており
しぶしぶ、多々羅大橋のたもと、レモン谷にて引き返すことにしました。
陽が落ち始めたら、あっという間。
しかし、ここで大失態!
多々羅大橋経由で大三島に渡り、伯方島方面に戻るはずが、気づけば無人で真っ暗な宗方港に到着・・・。あれ? フェリーで戻れと言わんばかりに、ナビの音声は、大三島橋方面ではなく真逆の宗方港を案内していたみたいです。
気を取り直し、大三島橋まで真っ暗ツーリングを楽しみ(蛍が出たら良いなぁと期待しましたが・・・)
再度、しまなみ海道をひたすら走ります。
(エレベータで降り立てる馬島に寄ることなんて、すっかり失念しておりました・・・)
四国側の町の明かりが遠くにきらめき、夜の景色も旅情感たっぷりでした。
1日楽しんだ疲れを流そうと、立ち寄り湯が楽しめる道後温泉へ!
しかーし、ここでも失態・・・。
「道後温泉本館」は、営業しながら保存修理工事が行われていたのですが、2024年7月11日に、約5年半ぶりの全館営業再開に向けての準備のため6月18日から7月10日まで臨時休館だったのですorz。
【道後温泉、そして松山城と名所を楽しむ】
でも大丈夫! 道後温泉本館の近くには「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」と「道後温泉 椿の湯」があり
休憩スペースのある飛鳥乃湯泉へ。温泉に入るだけでなく、大広間での休憩、個室での休憩、事前予約すれば貸し切りで家族風呂の利用も可能なんです。
個室は、一人でも利用OK。愛媛の伝統工芸で演出した世界観の異なる5つの個室から選べます。
入浴料金に個室使用料、そしてお茶・お茶菓子に貸浴衣、貸タオルがついて、90分大人:1,690円。
「道後温泉本館」が臨時休業中だからと、本館で提供している坊っちゃん団子までサービスでついてきました。ラッキー!
愛媛 松山 道後温泉
愛媛県松山市道後湯之町4番30号
https://dogo.jp/
二輪車・自転車の駐車スペースは、道後温泉本館の裏側にあります。
さらに道後温泉本館南側の展望遊歩道には、無料で利用できる「空の散歩道・足湯」(利用時間6:00〜21:00)もあるので、手軽に温泉を楽しみたいという方は、ぜひどうぞ。
そうそう、大三島のレストランが臨時休業で、食べ損なっていたご飯を道後温泉商店街に入ってすぐのところでいただきました。
松山鯛めし 秋嘉 道後店
鯛そうめん 2,500円
https://w-harmony.jp/shop/akiyoshi-dogo/
鯛飯を食べようと思っていたのですが、スルスル食べられる「そうめん」の文字に惹かれて予定変更。骨がしっかり取ってあって、肉厚な鯛の半身がのっています。
愛媛は真鯛の生産が日本一らしいので、愛媛に行ったらぜひご賞味を!
翌朝。朝一で松山城に向かいます。
松山城
https://www.matsuyamajo.jp/
天守観覧券:大人520円
ライディングシューズを脱ぎスリッパに履き替える必要がありますが、ぜひ、天守へ!
天守からの眺めも見飽きませんし、甲冑試着体験や刀の重さ体験など展示内容も充実していて、油断しているとあっという間に時間が過ぎ去ります。
お城を満喫したので、ロープウェイ・リフト山頂にある六実庵 (むつみあん)で、いよかんソフトをいただきます。
ロープウェイ・リフトは、⼤⼈:⽚道270円(往復 520円)
うかうかしていたら返却時間が迫っていました。
松山市内からYSP愛媛さんまでは約6km、バイクで15分ほど。
日頃、路面電車と併走することがあまりないので、ちょっとドキドキします。
YSP愛媛さんの南西300mにガソリンスタンドがあるので、最後に給油して返却。使用ガソリン5.3L、走行距離約220kmなので、リッター約43km走る換算です。
夜遅くなっても、朝早くに出発してもOKと、24時間レンタルは、時間に自由度、ゆとりがあっていいですね。
今回のルート:往復226km
【Part.1:YSP愛媛からサンライズ糸山】
【Part.2:しまなみ海道周遊】
※しまなみ海道の地図は、便宜上、徒歩ルートを選択しています
【Part.3:サンライズ糸山から道後温泉、松山城、そしてYSP愛媛】
ライダー憧れ、しまなみ海道。今回、瀬戸内の景色に見とれてのんびりしすぎてしまい、予定していた目的地にたどり着けませんでしたので、次回は尾道まで走りきりたいですね。そうそう原付バイク(125㏄以下)・自転車の橋の出入口は、四輪車や軽二輪以上のバイクと異なります。音声ナビは、四輪ルートを案内する場合があるので、お気を付けて!
まもなく夏休み。旅行に出かけた先で、気軽に「ヤマハ バイクレンタル」を利用し、いつもと違う長期休暇を満喫してみませんか?
【レンタル車両のご紹介】
今回のツーリングの相棒は
【XSR125】
低速から高速域まで、自分の思い通り、開けたら開けただけ気持ちよく加速していく感覚がたまりません。少し腰を引き気味にシートに座ると太ももとタンクのフィット感がナチュラルで、ワイド気味なハンドルと相まって、ライディングポジション自体がバイクに乗る楽しさ、自由さを演出しているような感覚もありました。なにしろ止まっている姿が愛らしく、My Bike感満載。見知らぬ土地を気軽に走り回る相棒にうってつけです。
▼XSR125予約はこちらから
https://bike-rental.yamaha-motor.co.jp/Bike/Info/detail/bikemodel/MC079